2014年4月2日水曜日

そうだ鎌倉に住もう


住みたい街ランキング


リクルート住まいカンパニーから「2014年版 みんなが選んだ住みたい街ランキング 関東版」が発表されていました。以下はアンケートによる男女総合ランキング年代別の結果を表にしてまとめたものです。念のためにもう一度言います。東京と神奈川しかランクインしていませんが、これは関東の住みたい街ランキングです。

関東住みたい街ランキング

いつからか吉祥寺の人気が定着していますね。東京の城南エリアで生まれ育った私にはイマイチその魅力が伝わってこないので何とも言えません。皆さんそれぞれ納得いく場所いかない場所があるかと思いますが、恵比寿・中目黒辺りは妥当でしょうか。ちなみにこの中だと、私は自由が丘に10年近く住んでいました。バンドをやっていたので、高校生時代から自由が丘にあるスタジオに通っていました。とても住みやすい街でした。そしてなんと言っても、鎌倉が50代~60代のランキングに入っています。20~40代のランキングには入っていないので、この年代別の結果から推測するに、やはり都心から離れると仕事面での不安が生じるので、引退後に鎌倉に住みたいと考えている方が多いのかもしれません。


鎌倉に住むメリット・デメリット


観光客の立場から、鎌倉に住む際のメリット・デメリットを考えてみました。最大のメリットはなんと言っても「ちょっとコンビニ行ってくる」感覚で鎌倉寺社に行けることでしょうか。また、歩きか自転車で海水浴場に行けるというオマケ付きです。考えただけでも幸せに暮らせそうです。

馬場小路鶴岡八幡宮前 玄関開けたら2分で寺社 
由比ヶ浜と江ノ電

念のためにデメリットも考えてみましたが、これが結構重要かもしれません。コンビニやスーパーがあまりありません。下町特有のディスカウントショップなどましてやありません。その他「ファミレスとかあったらいいのに」と地元の方が話していたのを思い出しました。また、休日や行楽シーズンでは、多くの観光客の流入によって車での鎌倉への出入りが困難になるようです。鎌倉は普通の都市部より進入口が限られるのでなおさらでしょうか。それから、鎌倉市は税制面での待遇に乏しいことや、土地を所有していても規制があること、横須賀線が悪天候に弱いなど、デメリットを挙げると結構出てきます。「ちょっとコンビニ行ってくる」感覚で鎌倉寺社に行ける事が最大の幸せと考えられなければ、最初は慣れない場所かもしれません。

住宅街で普通にやぐらを見れる景色


鎌倉市が宅地造成を促進している?


東洋経済に鎌倉市長のインタビューが載せられていました。市長の話によれば、宅地開発が持ち上がった山を市が買い取ったりした結果、200億円の借金となり、未だに重く圧し掛かっているとのことです。これに対し、宅地造成によって鎌倉市への移住者を促進し、増税を狙っているようですが、なんとも悪循環な話です。結局土地開発をしないと鎌倉市がやっていけない状況に陥っているようです。これじゃ鎌倉の遺構がどんどん失くなってしまいます。それにしても、大手デベロッパーなどにうまく土地をかっさられていたのかと思っていましたが、市が宅地造成に協力しているようです。ちょっと意外な裏事情に肩を落としてしまいましたが、市が破綻しては元も子もないので、市長も難しい選択かと思われます。

一年前は旧態地形だったはずの箇所


鎌倉の魅力的だけどやっかいな一面


地元の土建屋さんによれば、鎌倉の地中を60cm以上掘るには役所に届出が必要となっているため、面倒くさいので60cm以上掘らないように工事を進めているそうです。さすが歴史の街です。掘ると何か出てきてしまうそうです。鎌倉に家を買ったら、家を買ったその日に内緒で地中を60cm以上掘ってそうな自分が想像できます。また、小谷戸を丸々一つ所有する大地主さんによれば、丘陵部に面する土地は、市の規制によって何も手を加えられないともおっしゃっていました。自分の土地なのにどうにもこうにも運用ができないそうです。

住宅街の真っ只中にあった空地 何か見つかったんだろうか・・


中世の鎌倉住宅事情


ご存知、中世の鎌倉は関東の首都であったため、現在の鎌倉(旧市街地)の人口と同等、もしくはそれ以上の人達が住んでいたとも云われています。権勢を誇った御家人達も鎌倉の邸地確保に苦労したようです。実際にも「兄弟仲良く鎌倉の邸を使用するように」と息子達に宛てた遺書が残されていたりします。土地所有は武士かお寺に限られたでしょうか。当たり前ですが現代は身分制度などないので、望めば誰でも鎌倉に住める世の中です。素敵な世の中ですね。ただ、住みたいと思う人が増えれば増えるほど鎌倉の地形が崩されていきます。複雑な心境です。

妙法寺から


鎌倉遺構探索リンク