2014年12月8日月曜日

紅葉便り 魅惑の北鎌倉編


昨年の紅葉時期に天園ハイキングコースを歩きましたが、尾根道が渋滞しているというとてつもない事態になっていました。ですから鎌倉を代表する禅宗寺院が集中する北鎌倉などとんでもないことになっているのだろうと考えていましたが、ものすごい人混みを想定して向ったからか、人気の明月院に早めに行ったからか、若干紅葉のピークを過ぎた感もあるからか、わかりませんが、思ったほどの人混みにのまれることなく魅惑の北鎌倉エリアの紅葉をめぐることができました。

明月院


何はともあれ北鎌倉で最高の人気スポットであろう明月院に早めに訪れました。思っていたとおりホントきれいです。方丈の奥、丸窓の向こうに初めて入りました。ここでまた更に入場料を取られるだけあってキレイに整備されています。まるで宝石のような輝きです。

赤地蔵
青地蔵

枯山水の整備しているところを初めて見ました。何か専用の器具があるのかと思いましたが、意外にもホウキで事足りるみたいです。それともホウキに見える専用の器具なんでしょうか。

枯山水準備中

浄智寺


明月院から踏み切りを渡って浄智寺へ。浄智寺もキレイでしたが明月院が鮮やかにキレイすぎたためか、落ち着いた雰囲気に感じました。


東慶寺


浄智寺から東慶寺へと。東慶寺の山門をくぐると、梅の木が直線上に並んでいます。もう葉っぱがないので一見して真冬のような様相ですが、境内の奥が凄いんです。これら木々の配色はあらかじめ計算して植えているのかと思うほどの美しさ。赤だけじゃない美しさに見入ってしまいます。ところで、すれ違った外国人が「ワォ ファンタスティック ゴールド」と言っていました(たぶん)。紅葉した葉が太陽に照らされた様は、向こうの人たちもゴールドと表現するようです。キレイな女性だったので「you too」と言おうとしましたが、きっとそれ以上の会話が成り立たないのでやめておきました・・


会ってみたい歴史上の人物の一人、天秀尼さんにご挨拶。

東慶寺歴代住持墓所

円覚寺


東慶寺からいよいよ円覚寺へ。ボリュームがあるので後回しにしました。境内を歩いていると3人の女性グループが「さっきのは時頼、ここは時宗、時頼は時氏の子だよ」と話していました。たぶん、建長寺から円覚寺にやって来たんだと思います。ですから「さっきの」とは建長寺の開基北条時頼のことで、「ここの」とは円覚寺の開基が北条時宗だと言っているのだと思います。時頼や時宗なら寺社境内の案内板などでよく耳にすることができますが、女性なのに北条時氏という名前が普通に出てくるって凄いですね。流行りの歴女でしょうか。初めて容姿に関係なくその女性とお茶でもしたいなぁと思いました。歴女とよく耳にしますが、リアル社会で出会ったことないんですけど。


初めて方丈の中に入りました。いつも入れるんでしょうか?

方丈内から撮った庭園

そしてさらに、鎌倉と円覚寺にこれだけ来ておいて龍隠庵という塔頭に入れることを初めて知りました。しかもかなりエクセレントですココ。やぐらがいっぱいあるわ、キレイだわ、円覚寺の中心伽藍を高い所から眺められるわでビックリしました。素晴らしい所だっただけに、今まで入れることを知らなかったことにちょっと損した気分です。

龍隠庵から

ということで、さすが北鎌倉エリア、本当にキレイでした。こうして振り返ると、4社だけで一日かかったことになります。日が暮れるのが早いこともありますが、いつもは忙しなく色々な箇所をまわっている私にしては時間がかかりました。まぁそれだけ見所の多いところばかりでしたから。例えると一日で築地のお寿司と叙々苑の焼肉と上海カニを食べたような豪華さです。キレイすぎて目の保養になったどころか、私の煩悩だらけの心が浄化されたようでした。

探索期間 2014年12月
記事作成 2014年12月8日

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明月院

関東管領上杉憲方の菩提寺で禅寺の極み

明月院 明月谷

明月谷の地に重なるいくつもの遺構と歴史に迫る

浄智寺

多くの名僧・高僧が住持した鎌倉後期の禅宗寺院

東慶寺 ~縁切寺

明治時代までは女性救済のための尼寺だった古刹

天秀尼と東慶寺

近世に縁切寺法を確立させた東慶寺の中興祖

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