2015年4月30日木曜日

鎌倉のシャガの名所


鎌倉に咲く春の花シャガを特集してみました。wikipediaによると、「シャガは中国原産で、かなり古くに日本に入ってきた帰化植物である。」とありました。面白いことに植物も「帰化する」と云うんですね。鎌倉でいうところの渡来僧の蘭渓道隆や無学祖元のような感じでしょうか。まぁ彼らが帰化したかどうかは微妙ですし、そもそも帰化という概念が当時あったのかも微妙ですね。また「かなり古くに日本に入ってきた」とありますが、具体的にいつ頃でしょうか、鎌倉時代にもシャガがあったのでしょうか。

Google map 鎌倉
①東慶寺 ②浄智寺 ③海蔵寺 ④葛原神社 ⑤光則寺 ⑥長谷寺 ⑦極楽寺坂 ⑧瑞泉寺 
⑨浄妙寺 ⑩妙本寺

今回紹介する寺社以外にもシャガのある史跡はたくさんあります。というか、量の多い少ないは別にしてだいたいどこにでも咲いていたような気もします。

浄智寺


総門・山門をバックにシャガを鑑賞できるという素晴らしいシチュエーションになっています。いつ浄智寺にシャガが植えられたのかわかりませんが、入口部分にシャガを植えるということは、当時の関係者がかなりシャガを気に入っていたんでしょうね。

浄智寺

東慶寺


東慶寺では天秀尼の墓所に向う参道(階段部分)にシャガがたくさん植えられています。ちょっとしたシャガ畑でした。その他、この時期だと十二単や新緑のもみじなどで境内が彩られています。

東慶寺

海蔵寺


山門手前の底抜ノ井にシャガが植えられています。やぐらをバックにみることができます。さらに付近には見事なユキヤナギがあります。

海蔵寺のシャガ
海蔵寺のユキヤナギ

葛原岡神社


境内参道途中にあります。つつましい感じの量ですが、シンプルな境内にちょっとしたアクセントになっています。

葛原岡神社

光則寺


私の浅い知識では名前のわからない花々がたくさん植えられている光則寺ですが、本堂を少し通り過ぎた池を囲む場所にシャガが咲いています。

光則寺

長谷寺


雨季には紫陽花でいっぱいとなる裏山遊歩道にシャガがたくさん植えられています。春の新緑と伽藍、そして目の前に広がる由比ヶ浜と共にシャガを鑑賞することができる絶景です。

長谷寺

極楽寺坂


鎌倉遺構探索毎度おなじみの極楽寺坂です。こちらにもシャガが咲いています。シャガもキレイですが、それ以前にここから見える景色が素晴らしいので余計引き立ちます。

極楽寺坂

瑞泉寺


瑞泉寺では山門付近にシャガが植えられています。境内はショカツサイ(諸葛菜)がいたる所で咲きほこっています。

瑞泉寺のシャガ
瑞泉寺のショカツサイ

浄妙寺


浄妙寺では、喜泉庵、それから石窯ガーデンテラスまで登った裏山の遊歩道にシャガが植えられています。この時期の浄妙寺は、ツツジ・ボタン・シャガ・フジ・八重桜などなど、色どり豊かな境内になっていて見所満点といった具合です。

浄妙寺 喜泉庵

妙本寺


そして大トリは妙本寺。今回紹介した寺社の中で、シャガの量に関しては妙本寺が一番かもしれません。鐘楼付近、赤門付近、比企氏墓付近、新釈迦堂など、いたる所にシャガが咲いています。特に比企氏墓の前にシャガが群生していて、さらに八重桜の花びらが手前に敷き詰められています。たぶん景観のためにわざと掃かないんでしょうね、素敵です。比企一族が弔われているようでした。また、新釈迦堂などは、丘陵部壁面一帯に植えられていて、佐竹やぐらがシャガに囲まれている状態でした。

妙本寺

今回のグーグルマップも『鎌倉の桜の名所』同様マーカーをクリックすると写真が現れます。



カテゴリー 鎌倉遺構探索事典
記事作成  2015年4月30日

鎌倉のシャガの名所関連記事


2015年4月 鎌倉遺構探索便り

桜も終わりすっかり春の様相になった鎌倉をめぐってきました!

鎌倉の桜の名所

鎌倉の桜の名所をまとめてみました!

浄智寺

多くの名僧・高僧が住持した鎌倉後期の禅宗寺院

東慶寺 ~縁切寺

明治時代までは女性救済のための尼寺だった古刹

葛原岡神社

源氏山ハイキングコース上にある日野俊基を祀る神社

比企ヶ谷 妙本寺

比企一族の痕跡が残された比企氏邸跡に建つお寺

光則寺

草花で彩られた境内と横穴墓が魅力の光則寺は北条氏被官の宿屋光則が開基

長谷寺

736年に建立された古刹には十一面観音像や弁天窟など見所がたくさん!

浄妙寺

鎌倉五山第五位の名刹で足利氏の邸地跡というブランド感満載のお寺

瑞泉寺

カリスマ夢窓疎石が造営した鎌倉禅宗寺院の極み

極楽寺坂

京と鎌倉の往還路、極楽寺切通沿いの史跡などを紹介