2016年6月29日水曜日

鴨居・走水史跡めぐり


前回、久里浜・浦賀の史跡めぐりに訪れました。浦賀まで来たらその先にある走水まで行きたくなる気持ちは鎌倉遺構探索をご覧の皆さまならわかっていただけるかと思いますがいかがでしょうか。ということで、今回は三浦半島の南東部、鴨居・走水周辺に訪れました。走水神社が予想以上に良かったこと、そして単なる通過点と考えていた鴨居に思わぬ史跡がたくさんあったことなど、今回も印象的で面白い史跡めぐりとなりました。

Google map 三浦半島
この日の相方 鴨居八幡社前にて

続・浦賀城跡


前回にも訪れた浦賀城跡(東叶神社)ですが、素人の私が予備知識もなく城郭を見たところでわかるはずもありませんでした。あれから『神奈川中世城郭図鑑』という結構な良書を見付けたので、今回は予習もバッチリです。藪がひどすぎて予定していた範囲の半分もみれませんでしたが、それでも曲輪や平場を繋ぐ経路などを見つけることができました。城跡探索も結構面白いですね。

浦賀城の帯曲輪

※追記:『浦賀城跡』の記事アップしました。

鴨居


浦賀から海岸線を伝って走水を目指します。浦賀城跡を東に進むと鴨居となります。鴨居は走水に向かう単なる通過点と考えていましたが、この地域にも史跡が結構ありました。謎の醍醐不動院、和田義盛に関する伝承が残る西徳寺、そして同じく三浦一族の多々良義春が勧請したと伝わる八幡神社など、急に鎌倉に関する史跡が現れます。今ちょっと調べているところですが、かなり面白いですこの辺り。

鴨居八幡神社
醍醐不動院
西徳寺に伝わる和田地蔵

※追記:『和田地蔵と髭剃塚』の記事アップしました。

多々良浜


鴨居八幡社から海岸線を進むとあるのが観音崎自然博物館。この辺りを”多々良浜”と云います。「たたら」という名が付く地名は製鉄に関する土地です。鎌倉にも”鑪ヶ谷”があります。ですからこの辺りとても古い歴史があるようです。周辺は博物館の他、自然公園として整備されています。

観音崎自然博物館周辺

そしてなんといっても、ここには古墳時代横穴墓がありました。素敵。

多々良浜横穴墓

※追記:『多々良浜横穴墓群』の記事アップしました。

博物館のパンフレットに印された”海の見晴らし台”という場所に行きたいと思い、長い坂道を登って行きました。きっと高台から素敵な景色を望めるのだろうと思っていたところ、どういう訳か、旧日本軍の陣地に到着。どうやら北門第二砲台跡という場所に来てしまったようです。もちろん海の見晴らしは望めませんでしたが、ちょっとだけ猿島のような素敵な雰囲気だったので、まぁ良しとすることにしました。相変わらずの方向感覚の無さに泣けてきます。

北門第二砲台跡
北門第二砲台跡の管理人さん

観音崎


行ったことはなくとも東京・神奈川の人ならその名ぐらいは知っている観音崎。有名な灯台に行きたいとも思いましたが、先ほどの北門第二砲台跡で余計な体力と時間を失ったのでやめておきました。

観音崎から見た景色 

走水


走水神社に到着。こんな素敵な神社だと思っていませんでした。海が見えるし裏山にも登って行けます。見晴台マニア、そして鎌倉寺社裏山マニアお勧めの史跡です。まぁそんな人、自分以外にいるのかわかりませんけど。それから神社近辺にお寺が集中しており、その全ての史跡から海が見えます。小坪の住吉城跡丘陵に所在する寺社と環境(地形)が似ています。

走水神社
走水神社から見た景色
大泉寺
覚栄寺から見た景色
道の真ん中に寝ころび睨みをきかす地元の方

よこすか海岸通り


馬堀へ向かいます。またまた坂道が待ち受けていました。でも坂道があるということは、高台からの景色というご褒美があるということでもあります。ということで今回のご褒美はというと、坂道のピークから横須賀港方面を望む景色が広がっていました。

よこすか海岸通り
坂道ピークからの景色 右側に猿島も見える!

安房口神社


馬堀は完全に宅地化されており、地形から歴史の痕跡を見つけることはほぼ不可能です。安房口神社という古代からの磐座信仰を伝える神秘的な史跡に向かいました。もう体力も消耗しきったなか、またまた坂道というかなり厳しい道のりでした。近くの小学校の名を望洋小学校と云います。どういうところなのかその名からも伝わると思います。

安房口神社に向かう坂道 延々とこれが続く
古代からの磐座信仰の地 安房口神社
安房口神社からの景色 ここからも猿島が見える

ということで、一日の工程を”はしょって”伝えたので、もしかしたらそんなに伝わっていないかもしれませんが、今回ここまで体力を使い切ったのも久しぶりでした。少し進めばいちいち坂道という地形の問題もあったと思いますが、そういった地形の高低差があってからこそ歴史の痕跡が残されているのが史跡めぐりですからね。文句は言えません。それでは、今回の記事は”行ってきたご報告”なので各史跡の詳しい縁起にまで触れる余裕がありませんでしたが、もちろん今回訪れた史跡それぞれの詳しい記事を現在作成中です。良ければまた見に来てください。

※追記:『安房口神社』の記事アップしました。



カテゴリー 鎌倉日記
記事作成  2016年6月29日

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