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鎌倉の心霊現象の検証

2021/08/12

鎌倉市 心霊

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鎌倉の心霊現象の検証


鎌倉の心霊現象の検証

今回紹介する鎌倉での心霊現象は、自身で体験した脚色なしの実体験なので、よくある作り込まれた怪談話のように背筋が凍るほど怖いという訳ではありません。それよりもこの記事ではどちらかというと、鎌倉のとある地域のある特性が心霊現象を引き起こしているのではないかという考察がテーマとなります。

はじめに


この世に絶対ということはないので、否定はしませんが、だからといってあやふやな存在を肯定する訳にもいかないので個人的には霊の存在に対して肯定も否定もしません。しかし「四十九日までは故人は家にいる」というような話があるように、実際に自分も祖父が亡くなったときにそれを実感するような体験がありました。

また東日本大震災直後に宮城県から福島県にかけて霊の目撃が多発したことは有名な話ですよね。こうしたことからも、自身の体験も踏まえて考えると、人は死んだ直後であれば、姿を見せるなど他人に何かしらの影響を与えることができるのではないかと思いました。

名越


現象を目撃したのは名越切通を中心とした丘陵部です。ここは切通しの他、まんだら堂やぐら群という中世の横穴墓(やぐら)が150基あまり群集しています。その他にも、大切岸といってあたかも城壁のように800mほど連なっている石切り場跡があります。また丘陵部各地に平場が多く造成されていることも見逃せません。まだ認識されてない寺院跡が存在する可能性もあります。

このように名越切通を中心とした丘陵部は遺跡の宝庫でもあり、またそれらに謎が多いことも魅力でしょう。個人的には鎌倉にハマった比較的早い段階からここに訪れているので、もう何度来たのか数えられないほどです。

名越切通の入り口
名越切通
まんだら堂やぐら群
お猿畑の大切岸

ある日の出来事


名越の遺跡群のなかにある大切岸に沿っていくと、やぐらではなく石切りタイプの窟穴があります。この辺りは最近こそ整備されていますが、以前は藪に阻まれたエリアとなっており、よほど好きな人じゃないとまず訪れることはなかったと思います。当時は初心者だったこともあって、やぐらと石切りによる横穴の判別もあまり出来ず、ともかく興味津々で見学していました。

名越遺跡群の最奥にある石切りによる巨大な窟穴


上画像の右手に細い尾根道が続いているのですが、その奥の方から黒ずくめの格好をした人がこちらにやってくるのが見えました。

「こんな所にまで来る人がいるのか」と思いましたが、自分もその一人であることに気付き、また特別気にすることでもないので窟内の見学を始めました。

窟内で壁面を見学していると、当時は尾根道に落ち葉が大量に敷き詰められていたため、また周りが静かだったこともあって、こちらにやって来るその人の「ガサッ・ガサッ」という足音がずっと聞こえてくる状態でした。

その足音がだんだん大きくなり、音量が最高潮に達したとき、足音がピタッと止まりました。ちょうどこの石切り窟に到着したようです。自分は窟穴の入り口に背を向けていたので振り返ったところ、

なんと、誰もいなんです・・。

ちょうど今足音が止まったばかりなのに、それなのに誰もいないんです。不思議に思い、窟から出て周りを見渡しても誰もいませんでした。遠目とはいえ、黒ずくめの人がこちらにやってくる姿を確認したし、足音もずっと聞こえていたのに、一体これはどういうことなんでしょう。ひとまず考えたところでどうしようもないのでこの日はそのまま名越山での探検を続けました。

謎を解明するヒントとなる出来事


その後、しばくらして名越に訪れた何度目かのとき、切通しを歩いていると、とても煙たかったのを覚えています。どこかで野焼きでもしているのかと思いましたが、なんというか、その、草木を焼く匂いではないような、どこか感覚的にそして直感的に嫌悪感が生じるものでした。今回これに関して、切通しから煙突が見えた記憶があるので、まさかと思い調べてみると・・

Google map 名越


斎場ですねコレ・・。


近くに斎場があります。したがって名越切通は風向きによっては、遺体を焼却する煙が一気に流れ込んできてしまうという立地特性のあることがわかりました。


考えた結果


ここで冒頭の話に戻ります。人は死んだばかりのときは生きている人間に対して何かしらの影響を与えることができるのではないでしょうかという話です。

大きな足音をたてて近づいてきたあの黒い人影は死んだばかりの人の霊ではないでしょうか。つまりあの斎場から煙と共にやって来た人ではないでしょうか。

あのとき十分に確認したのでもうそれ以外考えられません。

なぜ赤の他人に姿を見せたのかわかりませんが、本人は無意識に鎌倉の尾根道を懐かしみながら散歩していただけなのかもしれません。

小坪トンネルも同じ理屈かもね


鎌倉の心霊スポットとして古くから有名な小坪トンネルがあります。地図画像の中心円が先ほど話した例の物件で、その左下にある道がその小坪トンネルです。

Google map 名越

モロにこの名越丘陵の真下を通っていますし、なんといっても例の物件がすぐ近くにあります。小坪トンネルで霊の目撃が多発しているのは、上で話したとおり、例の物件から排出される煙がトンネル内に漂っているからじゃないでしょうか。つまり人間に影響を与えることができる霊に成りたての霊がそこにいるからじゃないでしょうか

たぶん横穴(トンネルを含む)というのは生物に限らず説明のし難い存在にとっても籠りやすい場所なのではないかと思います。

個人的に横穴墓の見学をよくしていますが、何の前ぶれもなく急にとてつもない寒気に襲われたり、小さな光が漂っていたりと、ちょっと不思議な現象が起こることがあります。極めつけは、霊は信じないと言っておきながらなんですが、身体が無意識に何かを察したのか、その穴に一歩も入れないということもありました。

でもたぶん全部気のせいだと思いますけどね・・

ということで、鎌倉にはお寺が多いためか、心霊スポットと呼ばれる場所がいくつもありますが、名越丘陵部と小坪トンネルに限っては、そこで何かに遭遇したのであれば、それはやはり例の物件から排出される煙が原因かもしれません。

あとがき


『ジェーン・ドウの解剖』という映画がアマゾン・プライムにあったので観てみました。王道でオーソドックス・タイプのホラー映画でしたが、とても楽しめました。ホント怖かったです。お勧めです。

ただ、映画も終盤に差し掛かったあたりから、テーブルに置いてあったものが落ちてきたり、不自然な音がしてきたのです。見終わった後も自分が移動する先で何か音がしたり、モノが動いたり落ちたりするんです。家族にも「何したの?」と聞かれる始末。さすがにこれはおかしいと思い、霊に詳しい友人に報告したところ、

「お彼岸にホラー映画観てんじゃねぇよ」

とのことでした。そんなことってあるのかと思いつつも、不思議な現象は事実だったのでそう納得するしかありません。世の中ってわからないことばかりですね。たぶん気のせいだと思うけど。

名越のにゃんこ
おにぎりの具をあげたがお気に召さず困惑している様子

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