三石山観音寺
三石山観音寺は、その名からも想像できるとおり、三つの巨石がそびえ立っているとのこと。また真心こめたひとつの願いは必ず成就すると云われているため”ひとこと観音”とも呼ばれているそうです。
基本情報
名称 :三石山観音寺住所 :千葉県君津市草川原1407
拝観料 :なし
駐車場 :有り
三石山周辺
君津市に所在する三石山観音寺は、湖と山稜が連なる奥深い自然に囲まれています。標高282mの三石山頂部に観音寺は位置します。登頂路は亀山湖側と笹川湖(片倉ダム)側からの二通りで、今回は笹川湖(片倉ダム)から向かってみました。理由はカーナビがそちらを選択したからです。後でわかったことなのですが、亀山湖側からの道が元々の参道を踏襲しているようです。
Google map 三石山 ①亀山湖(亀山ダム) ②三石山観音寺 ③笹川湖(片倉ダム) |
観音寺への道のりは頂部に近づくにつれS字状が延々と続く状態となります。皆さんにはどうでもいい全くもってわたくし事ですが、個人的に三半規管が小さい頃から強くないので、このような道の場合、自分の運転で酔ってしまうという惨事が起こります。つまりそれだけ険しい場所にあるということを伝えたかった訳です。
亀山湖の景色 |
観音寺
ほろ酔い感覚で三石山頂部の観音寺に到着しました。薬医門・山門を通り奥へ進んで行きます。なかなかの雰囲気です。
薬医門 |
おそうじ小僧さん |
山門 |
参道 |
本堂・護摩堂のある場所に到着、どこかで聞いたことのあるスポーツ選手の手形などがありましたが、とにかく三石を見たかったので奥へと進みました。
護摩堂 |
奥へ進むと”やぐら”風味の壁面造作がたくさんあります。
観音寺の丘陵壁面造作 |
観音寺の丘陵壁面造作 |
そして見上げると、巨石がそこにありました!凄い!
観音寺の三石 |
観音寺縁起
寺伝によると、観音寺は応永16年(1409)に覚恵上人が庵を結んだことに始まるとありました。巨石をある意味祀っているようなものなので、もっと歴史が古いのかと思っていましたが違うようです。但し昔から三石山と呼ばれていたと縁起にあったので、巨石の存在はお寺の創建以前から認知されていたようです。石を御神体とする大山のようなロマンあふれる超古代からある史跡かと想像を膨らませていただけにちょっと残念な気分。
観音堂 |
奥の院
巨石と巨石の隙間から奥の院へ向かうことが出来ます。
とっても地味な案内板 |
奥の院は小さな社殿に石像仏が祀られています。縁結びの神さまなので皆さん結びに因んでハンカチを結んでいるそうです。カップルがいつまでも仲良くいられるようにとするのならともかく、片思いの人がここでハンカチを結んでいたら怖いですね、それはもう呪いのレベルです(笑)
奥の院 |
奥の院の石像仏 |
奥の院から見える景色が雄大です。近くに標高の高い山がないのでどこまでも見渡せます。しかし、奥の院の社殿に蜂が巣を作っていて気が気でならず長居できませんでした。
奥の院から景色 |
”やぐら”風味の造作が至る所にあったのが印象的。
観音寺の丘陵壁面造作 |
展望台
山門を出た近くに展望台と案内があったので登ってみました。こちらもかなり遠くまで見渡せます。どうやら西側を向いているようで、運が良ければ富士山も見えるとありました。そういえば昨年から結構房総半島に来てるんですけどね、房総から富士山を見たことは未だ一度もありません。
展望台からの景色 |
それから、これから向かう鹿野山が正面やや左側に写ってます。向こうも標高が高そうです。楽しみ。
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