2017年5月14日日曜日

大山寺・日向薬師ハイキングコース


伊勢原市にある大山に行ってきました!今回の目的は大山寺・日向薬師などの史跡めぐり。山を伝って行けばどちらも一日で訪れることができると地図上でわかったので、いざ現地へ。「ケーブルカーもあるし」なんて軽い気持ちで行ってきましたが、標高1252mという未知の世界でヘトヘトにされて帰ってきました。後日「標高1252mって、もうそれはハイキングじゃなくて登山ですやん」と指摘されましたが、あくまでもハイキングコースということで。

Google map 大山寺・日向薬師ハイキングコース

概要


小田急線伊勢原駅からバスで大山(下地図画像①)まで向かい、女坂を登って大山寺③へ。そして大山寺③からはケーブルカーで阿夫利神社下社④へと、ここまでは順調でしたが、問題はここからで、阿夫利神社下社④から頂上阿夫利神社本社⑥への道のりが最高に過酷な時間帯でした。そして大山山頂⑥からはほぼ下り道だったので何とか事なきを得、浄発願寺奥の院⑧など経て日向薬師⑨などへ向かうことができました。

現地案内板より
①大山バス停 ②大山ケーブル駅 ③大山寺 ④阿夫利神社下社 ⑤富士見台 ⑥頂上 ⑦見晴台 ⑧浄発願寺跡 ⑨日向薬師 ⑩日向薬師バス停

【①大山バス停】→【②大山ケーブル駅】徒歩で15分
【②大山ケーブル駅】→【③大山寺】徒歩で20分
【③大山駅】→【④阿夫利神社駅】ケーブルカーで4分
【④阿夫利神社下社】→【⑥阿夫利神社本社(頂上)】徒歩で90分
【⑥阿夫利神社本社(頂上)】→【⑦見晴台】徒歩で60分
【⑦見晴台】→【⑨日向薬師】徒歩で90分

時間はあくまでも目安で大山観光電鉄と伊勢原市観光協会を参照しています。今回訪れた史跡は、大山寺、阿夫利神社下社・本社、浄発願寺奥の院、石雲寺、大友皇子の墓、浄発願寺、白髭神社、日向薬師です。


大山


伊勢原駅から大山までバスで移動します。バスから見える山々が普段慣れ親しんでいる鎌倉の山とは桁違いに高いことが実感してきました。

バスから見えた山々

バスを降りてから大山ケーブル駅まで意外に距離があります。その区間にずっと旅館やお土産屋さんが並んでいます。何故ケーブルカー駅のすぐそこまでバスが行かないのでしょう、お土産屋さんに観光客を立ち寄らせるためでしょうか。世の中うまくできてます。

バス停からケーブルカー駅まで結構歩く

ケーブルカー駅に到着。ケーブルカーの始発が9時、そしてこの日は気合い入れて早く来てしまったため未だ8時と・・。標高1252mにちょっとビビっているので少しでも体力を温存したいところですが仕方ありません、徒歩で行きます。そして男坂と女坂という2つのコースがあります。女坂経由でないと大山寺に行くことができないので女坂で向かいます。

女坂

大山寺


前不動などを経て大山寺に到着。新緑のもみじで空間が埋め尽くされた素敵すぎる参道でした。これはきっと紅葉の時期も絶景なんでしょうね。

大山寺参道
※追記:『大山寺』の記事アップしました。

素敵な大山寺を堪能するとこの時点でケーブルカーが運行を始める9時でした。少しでも体力を温存しておきたいと思うビビりな私は急いでケーブルカー大山駅へ向かい、ラッシュ時のサラリーマン並みの機敏な動きでなんとかケーブルカーに飛び乗ることができました。阿夫利神社駅から下車すると展望が開けます。この地点で標高700mなんだそうです。

阿夫利神社ケーブルカー駅から

阿夫利神社下社


駅から参道を登ると阿夫利神社下社です。この日は晴天だしきっともの凄い眺望を望めるのであろうと期待していましたが、なんか景色が”モヤって”います。近くにいた人たちが「黄砂だね」と話していたのでそうなのかもしれません。

阿夫利神社下社からの景色・・ 本来は湘南の海なんかが見えるはず

さて、とりあえず私は登山ではなく大山寺と日向薬師を見に来たのだからわざわざ頂上を目指すつもりはありません。ここ下社から同じぐらいの標高にある見晴台を経て日向薬師(上案内図の④から⑦へ)を目指そうと思います。下社からの道のりはまさに登山!といった様相でした。

きつい登り坂だけど新緑が素敵

あまりにも厳しい登り坂が延々と続くので、この辺りで何かおかしいことに気づきました。スマホのGPSで現在地を確かめてみると「なんか思った場所と違うような・・」。ちょうど上級者らしきハイカーが下山してきたので尋ねてみると、見晴台は違うコースだということが判明。ここまで来て引き返すのはもったいない気もするので仕方なく頂上を目指すことに。しばらくすると景色が開けました。ほんと高い場所にいることを実感した瞬間です。

木々の隙間から見えた景色

頂上を目指したことを後悔するような登り坂が延々と続きます。100m走を走り終えたかのように息が整いません。鎌倉でこんな掘割状(下画像)を見たらきっと感激してしまうはずですが、どうでもいいから早く頂上に着いて欲しいとこのとき願わずにはいられませんでした。

結構素敵な掘割状

富士見台


「もう限界」と思ったそのとき、もの凄い景色が視界に飛び込んできました。黄砂であれだけ”モヤって”いたはずが、富士山だけはこれだけ鮮明に姿を見せてくれました。ちなみに当初目指していた見晴台ではこのような景色は見えないので、頂上を目指してある意味良かったのかもしれません。

大山から見えた富士山

大山頂上


へとへとになりながら頂上阿夫利神社本社にようやく到着。またここからの眺めも素晴しいものでした。さすが標高1252m。有難いことに頂上で飲料を購入できます。大山バス停で買っておいた”いろはす”がとっくに底をついていました。

頂上阿夫利神社本社にようやく到着
頂上からの展望

それでは日向薬師へ向かいます。これまで延々と登り坂だったので幾分楽になりましたが、こちらはこちらで延々と下り坂です。

下り

見晴台(上案内図④)を分岐にまた阿夫利神社下社に戻る人が大半のようです。日向薬師方面に向かう人は全くいません。ちなみに、見晴台からの景色は、富士見台や頂上からの景色を見た後だと、見晴台というよりただの休憩スペースです。途中、珍しく人がいたと思ったらお地蔵さんでした・・。

お地蔵さん

気づくと周辺の山々を見上げる位置にまで下りてきたことがわかりました。「下りてきたんだから当たり前だろ」と言われるかもしれませんが、何というかその、標高差による景色のあまりの違いにちょっと驚いたんです。


しばらくするとコンクリート舗装された道路に出ます。「こんな所まで来たんだから土の道歩かせろや、伊勢原市さんよ!」と一瞬チンピラ・チックな気持ちになったとしても大丈夫。目と心を癒してくれる日向渓谷がここからずっと道に並行してくれます。

日向薬師への道
日向渓谷(日向川)

浄発願寺奥の院


浄発願寺跡(奥の院)に到着。なんと、”やぐら”(岩屋)あり、雰囲気ありと、残存度良好の寺院跡でした。この時点で体力の限界をとっくに超えていましたが、あまりの魅力にしばらく周囲を散策することに。

浄発願寺奥の院
※追記:『浄発願寺奥の院』の記事アップしました。

奥の院から石雲寺・大友皇子の墓・浄発願寺などの史跡に訪れました。日向周辺はのどかです。それもそのはず、ここ日向では猿(もちろん野生の)に注意の看板がありました。ちなみに大山では「鹿に注意」「熊に注意」という看板。伊勢原市自体がちょっとしたマジのサファリパークです。

日向の辺り

もうすぐ日向薬師という所で遠くを望むことのできるポイントがありました。大山頂部から随分と下りてきたはずが、まだまだ平野部に比べると標高の高い位置にいるのがわかったのでビックリ。

日向薬師手前からの景色 平野部を見下ろせる

日向薬師


そしてようやく念願の日向薬師に到着。とても威厳のある本堂です。頼朝もここに来たことがあるという感慨深い史跡のはずが、疲労のためただただ見学するだけで精一杯となりました。

日向薬師

ということで、楽しい一日だったけど何よりも疲れたというのが正直な感想です。そして史跡めぐりという観点からは、大山寺と日向薬師は別日にした方がいいと思いました。また来たいと思わせてくれる素敵な所でしたが、大山頂上への登山はもういいかな・・。

※大山寺・日向薬師・浄発願寺奥の院など、各史跡の詳しい個別記事を近いうちにアップできると思います。良ければまた見にきてください。

追記:『大山寺』『浄発願寺奥の院』の記事アップしました。



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記事作成  2017年5月14日

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